株主優待VSふるさと納税、どちらがお得?いくらあれば出来る?
私が尊敬してやまない
株主優待生活でお馴染みの桐谷さんと
ふるさと納税生活でお馴染みの金森さん。
そんな両巨頭が対談するという
夢の様な企画がダイヤモンドZAi誌上にて
実現しているとのことでございます!
竜虎相搏つその様子の一部は
WEB上でも一部が公開されています。
「桐谷・株主優待VS金森・ふるさと納税」バトル、食費0円を目指すオトク度対決「肉編」を大公開!|ダイヤモンドZAi最新記事|ザイ・オンライン
「肉」をテーマに両者の舌戦が繰り広げられております。
両陣営ともに、非常に魅力的な優待、特産品を繰り出しておりますね。
ガチンコ対決の顛末はザイ本誌にて。
では、株主優待生活とふるさと納税生活、現実的なラインはどこ?
憧れの株主優待生活とふるさと納税生活。
実際にやるとなるといくら位の資産・収入が必要なのでしょうか。
まずは株主優待生活から
「株主優待と配当の総合利回りが5%」
これを目安にして投資する場合、
3000万円分の株を買えば
年間150万円のインカムゲインが
得られることになります。
(実際は配当に税金がかかります)
これくらいあれば、桐谷さんのような
家賃以外の支払は優待と配当で賄えるという
憧れの株主優待生活が見えてくるラインになります。
過去の相場が低迷してた時期なら総合利回り5%以上の銘柄は
ゴロゴロあったのでもっと少ない資産でも実現できたでしょう。
続いてふるさと納税。
ふるさと納税の場合は資産ではなく、
所得で寄付金額の目安が決まってきます。
いくらくらいふるさと納税できるのか目安を知るために
便利な表がふるさとチョイスにありました。
ふるさと納税で、控除(税金より差引き)になる寄附金額の目安は? | ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
ふるさと納税の制度はわかったけど、いったい自分の場合はいくら税金控除になるのだろう?ふるさとチョイスではわかりにくい税金控除の見方を3つのステップでお伝えいたします。 ...
給料収入1000万の高額所得者の方であっても
寄付金の目安は7万7千円となっております。
思ったより少ないような。
これが日本人の平均値や中央値ともなると、
ふるさと納税できる額はさらに少なくなるということに。
一方、収入3000万の超勝ち組、外資系金融のパワフルなエリート様
ともなると年間50万のふるさと納税ができます。
そこまで行くと日本人労働者の上位0.5%とかの世界になりますが
ふるさと納税で頂ける特産品は高級品であったりするので
量だけで考えると、これでも心もとないと言えます。
こうした現実を突きつけられると
「300万円分くらいふるさと納税が実行できる」という
ふるさと納税王、金森先生の存在が際立ちますね。
余談ですが、ふるさと納税を取り上げる時に、
何かしらの工夫しておかないと、
受け手の共感を得られない
代物になりかねないので、注意が必要です。
「年収300万時代〜」でお馴染みの森永卓郎さんが
ふるさと納税のコメントで「食費0円に出来るんですよ」
とか言うパターンのやつです。
脱線しましたが、両者を分類するならば
株主優待生活は所有している株式、金融資産
により成り立っているストック型と言え、
ふるさと納税は所得にかかる
税金の振り分けで成り立つフロー型と言えます。
結論:株主優待生活とふるさと納税生活なら株主優待に軍配が!
株主優待生活とふるさと納税生活。
それぞれが成立しそうなラインを探ってみましたが、
資産3000万と収入3000万ならば
日本で該当する人が多いのは前者でしょう。
株主優待には、金券類が貰えますし
オールマイティーカードである現金(配当)もあります。
そういった点を考慮すると、
株主優待生活のほうが実現できる可能性が高いといえます。
もっとも、株主優待とふるさと納税、
どちらか片方しか出来ないといった物ではないので
両者のメリットを享受しながら節約・資産形成していくのがベストですね。