アイドルプロデューサーになろう！ゼロからでも始められるアイドル運営

更新日：2014年10月25日

アイドルプロデューサーになってリアルアイドル育成ゲームをやってみたい（不純）

どうも。俺元康です。

47都道府県出身の美少女がふるさと納税特産品を
推したり推さなかったりする「FNZ47」という企画を温めていたら、
さして羽化することも無く、腐った卵と化したので途方に暮れていた折、
「ゼロからでも始められるアイドル運営」というイベントが有ることを知り
興味本位で参加してまいりました。

市の公共施設でありながら、なかなか尖った企画です。
いいぞもっとやれ。

大坪ケムタ氏司会による、田家大和プロデューサーのトークイベント

田家/大知
ゆるめるモ!プロデューサー。1974年、東京都生まれ。明治大学文学部在学中に1年間休学し、アジアやヨーロッパなど世界26カ国を放浪。卒業後は雑誌編集者を経て音楽ライターに。その後、2012年10月4日にアイドルグループ「ゆるめるモ!」をプロデュース。同年12月の初ライブ以降、着々と動員を増やしている

ゆるめるモ！オフィシャルホームページ「ゆるネット」

リキッドワンマンライブを大成功させて躍進中！
注目の脱力系アイドル、ゆるめるモ！を
世に送り出した田家氏がどんな感じで
ゆるめるモ！を
作ったのかを語ってくれます。

いわば、リアルアイドル育成ゲームの始め方なのであります。

会場の半分くらいは、ゆるめるモ！にお馴染んでいるガチ勢。
もう半分はそうじゃない人たちといった感じです。

イベント開始直前の会場の様子。イベント中は撮影禁止。

アイドルプロデューサーになってゆるめるモ！結成するだいたいの流れ

バンドマン＆音楽ライター。ロックは好きだがアイドルは知らん。
↓
ももクロにハマる。モノノフになる
↓
「俺ならこうするのに！」的な想いが強くなる
↓
アイドルプロデュースを思い立つ
↓
300人に声をかけて4人を集めて、ゆるめるモ！結成
↓

2期メンバー加入
↓
リキッドルームでワンマンライブやったりで現在に至る
さらに活躍の場を拡大中

不順な動機のアイドルプロデュースではダメ

田家氏は妻子ある身でして、
そういった安心感を巧みにアピールしつつ
メンバーを集めていたようです。クレバーな振る舞いです。
「可愛い子にかこまれてウェーイ！」的な輩は言語道断となりますので
私のように煩悩にまみれた人間ではアイドルプロデューサーは務まりません。

スカウトする時は「アイドルになりませんか？」と声をかけるのではなくて

300人に声かける過程で到達した境地として
「アイドルになりませんか？」と声かけるのではなく
「何をやっているのか」「夢はなにか」を聞いて
そこから
「アイドルというフォーマットを利用してその夢を叶えませんか」
と口説くとのこと。
完全に営業の領域です。

対バン、レコ発からワンマンイベントへの道

「対バン」と「レコ発」という言葉をこのイベントで覚えました。
対バン - Wikipedia
対バン（たいバン）、および「対バン形式」とは、ミュージシャンやバンド（主にはロックやポップバンド）やアイドルがライブを行う際に単独名義ではなく、複数のグループと共演（競演）することをいう。また、その ...

【音楽用語解説】レコ発｜作曲初心者のための絶対に出来る!! J-POPアレンジ
「レコ発記念！」とか「レコ発記念ライブです!」なんて使い方をしますね。このレコ発の「レコ」は元々「レコード」の意味を表してます。「え　レコードって今どき？！」と思った方はきっといない ...

現在都内のライブハウスでは昼の部が作られていて

週末ともなると１０を超えるアイドルイベントが開催されているという盛況。

以前のライブハウスシーンでは考えられない状況となっております。
そんなライブハウスでは、３０組のアイドルが参加、ステージ持ち時間１０分、
といった感じのイベントが開催されていて
まずはそこに出演することがアイドル活動の第一歩になります。

対バンで作った他アイドルとの繋がりから、
活動の場を広げてワンマンライブに至る
ような流れが作れると良いらしいです。

いつまでも対バンのグループと、ワンマンへ進むグループとでは
明暗がわかれるとか。

ライブ４回の壁

ライブ４回目あたりに壁があり
そこで将来が見えないと心が折れるケースが多いとのこと。

川口市のご当地アイドル「キューポラック」というのが存在していたのですが、
公式サイトでは活動休止のお知らせが出ており、
アイドル業の厳しさが伺えます。

一握りのアイドルがステージで輝きを放つ一方で、
ステージ袖ではひっそりと活動休止したり解散したりする
アイドルグループもいらっしゃるのです。

インディーズアイドルプロデュース業は儲からないぞ

気になるのが、「採算取れるのどうなの」ですが
初期は貯金を切り崩しての運営だったとのこと
メンバーへギャラ的なものを最近になって支払うことも出来るようになったが
プロデューサーは無給状態のようです。
衣装、機材や交通費、打ち合わせのお茶、食事代といろいろお金がかかり
大所帯アイドルだとさらに大変なことに。

チェキと物販がインディーズアイドルビジネスの生命線っぽい

何かと苦しいお財布事情のインディーズアイドルビジネスですが、
物販やチェキ会が生命線となっているようです。
ちなみにこのトークイベント後もチェキ会を開催しており
ガチ勢が参加しておりました。楽しそうで何よりです。

ゆるめるモ！の白の子かわいい。彼女たちの今後の活躍に刮目！

ミニライブでは、シークレットイベントゲストとして駆けつけた
ゆるめるモ！の白の子が歌ってくれました。
スマホがカンペになるのが、ゆるい現代感が出てます。
総じてアイドルちゃんというのは
歌いながら、にこやかに目線を広く振りまく
というスキルを体得していて
目線が合おうものならメロメロになります。
アイドルにハマる人の気持がよくわかります。