DMM.makeでオリジナルグッズ作成にチャレンジ!
先日、DMM.make AKIBAに行った際、
同社の3Dプリンターサービスが興味深かったので
実際に3Dプリンター出力を体験してみます。
なお、今回はブロガー体験企画として
3Dデータ作成はDMM.makeクラウドソーシングで自費で発注、
3Dプリンタ出力部分はDMM.makeさんからのご提供となります。
その前に、まんがで予習。
「なるほど、3Dプリンターってこういうことだったんだ!」
自らに課した夏休みの課題図書
『まんが 3Dプリンターのひみつ』を読了した今の僕、
「3Dプリンターの秘密を知りすぎた男」といっても過言ではない。
知りすぎたので組織に消されるかもしれない。
まずは3Dデータの用意。これがないと話にならない。
3Dデータを作るためのソフトやスキルを
持ち合わせない男です。
そのような者でも、モノづくりに特化したクラウドソーシングサービス
「DMM.makeクラウドソーシング」を利用すれば、
登録しているクリエイターさんが
イメージ通りの3Dデータ作成のお手伝いをしてくれるとのこと。
まずはDMMクラウドソーシングに
ユーザー登録。
僕クラスになると「艦これ」目当てで
すでにDMMのアカウント作ってあったので連携が簡単でした。
しかる後に依頼案件を起票します。
依頼する仕事のタイプは
「プロジェクト形式」と「コンテスト形式」があります。
今回は作るものが決まっているので
「プロジェクト形式」を選択。
依頼内容は「ブログのロゴを立体造形物にしたい」といった感じに。
(※個人で楽しむためのものです)
ここで素人なりに、なるべく具体的にイメージを書いておくと
クリエイターさんに意図を汲み取ってもらいやすくなります。
余談ですが、3Dプリンター出力に向かないもの
というものがありまして、
例えば、薄いものや平たいものは向かない
→飛行機の翼部分がダメとか、
細くとがったものは向かない。
等があります。
まんがで仕入れた知識です。
さっそくDMM登録クリエイターからオファーが
5件ほどのオファーを頂きました。
今回はファーストコンタクト時点でイメージ図を
用意してくれたクリエイターさんにお願いすることに。
イメージ図をもらえるとわかりやすくて良いですね。
この方、専門書とかも書かれている方で、
DMMの選手層の厚さがうかがえます。
クリエイターさんとのやりとりは、
DMMクラウドソーシングのメッセージ機能で行います。
タイトル入れないで「送信」を押すと、
エラー表示が出て、それまで書いた入力内容が飛ぶので注意です。
立体化に必要なアレンジをクリエイターが提案してくれる
実際に2Dのものをを3Dプリンターで出力できるようにするには、
「肉厚」や「強度」といった要素を考慮する必要があります。
立体造形物に必要なアレンジを
クリエイターさんが提案してくれるので安心でした。
数回のやりとりを経て出来上がったイメージ画像がこちら。
元画像から半自動で押し出す機能が3Dソフトにあるようですが
イラストレーターでトレースしたほうが、なめらかな仕上がりになります。
データ作成は、2000円という非常に良心的な価格で請け負っていただきました。
手間や難易度で報酬額は変わってきますが
今回は元となるロゴ画像があったので、
比較的難易度低めの案件だったのかもしれません。
いよいよ3Dプリント出力
クリエイターさんに納品してもらったデータをアップロード
以下の3点が必要です。
・hogehoge.obj(モデルデータ)
・hogehoge.mtl(テクスチャ情報データ)
・hogehoge.png(テクスチャデータ)
3Dプリントで使える素材はいろいろある
今回の場合は、素材に色が付けられるカラー石膏がおすすめです。
強度が少し弱いという弱点がありますが、ハードな使い方しなければ大丈夫。
他にも、アクリル、ナイロン、チタンがあります。
完成品は石川県から宅急便でやってくる
一週間ほどで完了連絡が来て、
石川県にあるプリンティングセンターから
荷物が送られてきました。
破損することがないように、厳重に梱包されています。
開封しました。
別アングルから
ここでもう一度イメージ画像
微妙な色のグラデーションもきちんと表現できてます。
カラー石膏けっこうすごい。
文字の細い部分に強度を持たせる必要があって、
当初考えたより比較的大きなサイズでの出力になりました。
このサイズの造形物ですと、出力費用の目安は2万円代〜となります。
記念品として考えるとトロフィー屋にオリジナルトロフィー発注するより
同予算で自由度が高く、いろいろアイデアが盛り込めると思います。
個人で利用するなら、手のひらサイズで収まるような
マスコットなんか企画すると現実的な感じではないでしょうか。
このオブジェは
飾って眺めてニヤニヤするほか、
カップラーメンのふたの上に載せたり、
雑誌のページが風でめくれないようにしたり
書き初めの文鎮として利用していきます。
個人での3Dプリンターの活用はわりと現実的に
私のように知識や技術がなくても、
クラウドソーシングを活用すれば、
ちょっとした立体物の作成が可能です。
個人でここまで出来るとか、よく考えたら凄い。
「ちょっとした記念品を3Dプリンターで作りたいな」
とお考えの方の参考になれば幸いです。
「3Dプリンターでオリジナルグッズ作りたい」
という人はDMM.makeへ
DMM.make - モノづくりのためのプラットフォーム