MSIFIT(ミスフィット)の新製品はSHINE(シャイン)の正統進化
ウェアラブルデバイスでおなじみのMISFITの新製品発表会に参加しました。
僕クラスの情弱ともなるとウェアラブルデバイスと
言われてもピンとこないのですが
日本語で言うならば活動量計で、例えばこんな感じの装置を
装着して日々を過ごしていると歩数や睡眠時間といった
アクティビティを記録してくれるナイスガイです。
本日のプレゼンターはMISFITの田中氏。
Eye-Fiの田中氏としてもお馴染んでいるそうです。
アマゾンレビューから読み解くウェアラブルデバイスの3大不満
MISFITでは製品開発にあたり可能な限り各国のアマゾンレビューから
ウェアラブルデバイスの不満を洗い出したそうです。
その結果、
・充電が面倒くさい。
・防水じゃないので外すのがうざい。
・ダサくて付けたくない
だいたいこの3つに集約されるので、
これを解決するデバイスとして
MSIFITが開発したSHINEが同社の代表的なプロダクトであります。
そのスタイリッシュさから
様々なアクセサリパーツが用意されたり、
他業種とのコラボを行っているのが
他のウェアラブルデバイスにはない差別化ポイントとなっています。
豆知識。MISFITの社名の由来は
MISFITのスタイリッシュさはどことなくAPPLEとの
親和性の高さを感じるところでありますが
ちょっとしたエピソードがあります。
社名の「MISFIT」は日本語で言えば「社会不適合者」という
わりとご乱心なネーミング。
これはAPPLEのCMで使われたフレーズに由来しており
MISFITの創業日が奇しくもスティーブ・ジョブズの命日となった10月5日であり
「このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも世界を変えるチャンスをつかみたいか。」
の名言でジョブズがペプシ社から引き抜いてきた、
アップル出身のジョン・スカリー氏がMISFITの創業者の中のひとりなのです。
MISFIT、腕時計のFOSSILに買収される
そんな同社のスタイリッシュさが、腕時計好きにお馴染みの
Fossilの目に止まり320億円で買収されております。
ITのスタートアップの買収金額としてはかなり大規模でして
MSIFITは現在、Fossilのウェアラブル部門という位置づけになっております。
テクノロジーとファッションの融合が加速しているのであります!
コラボが得意なMISFIT。あんな企業ともコラボも。
一業種一社のポリシーのもと、様々なコラボを手掛けるMISFIT
コカ・コーラとコラボした「コカ・コーラレッド」モデルのほか、
好評だったモデルとして、あのスワロフスキーとコラボしたSINEがあります。
プロモーションビデオはスワロフスキーサイドが作成。
MISFITのテクノロジーをまずはコラボ先へ提供するスタイルで開発するそうです。
このキラキラしたのがウェアラブルデバイスだと誰が気が付きましょうか
いや気がつかない(反語)
他にはスイムウェアのSPEEDとコラボも
色々な泳ぎ方をセンサーで検知して
ターンや泳いだ距離をカウントできます。
これは結構すごいことで研究の賜物です。
これは50m防水に対応しているSHINEだからなせる技で
廉価版に相当する「FLASH」の30m防水だと
あくまで「生活防水」レベルで
激しく泳いだり、強くシャワーを浴びると
故障の原因となります。知りませんでした。
「30m潜っていいんだったら余裕じゃん」
とついつい思いがちですが、気をつけましょう。
アクティビティモニターSHINEが正統進化してSHINE2になるぞ
今回の目玉、新商品のSHINE2。
MISFITでは
活動をただ記録するだけのデバイスを
ウェアラブル1.0
能動的に何かを発信する
ウェアラブル2.0
と定義。
SHINE2はウェアラブル2.0の先鞭をつけるべく
主な進化として
タッチセンサー強化で操作性アップ。
1600万色LEDで表現強化。
バイブレーション機能で、目視不要でコマンド受付がわかる
などがあります。
充電不要で6ヶ月動くって凄いよね→そこにバイブも追加しよう→え?
MSIFITの製品のウリが充電不要。
内臓の電池で6ヶ月稼働する点で
FOSSILが買収した決め手もここにあります。
充電不要なデバイスにバイブレーションを追加して
6ヶ月稼働は妥協しないというのは技術的にかなり難しいわけで
バイブレーションの開発には2年の歳月がかかっております
今回発表されたSHINE2には世界初となるモジュールも搭載しており
それでいて前作より薄くなっているというので驚きです。
(直径は一回り大きくなりました)
SHINE2ではどんなコラボが展開されるのか、今から楽しみですね。
現行モデルSHINEをモニター用に提供いただきました
ブログレビュー用として現行モデルのSHINEを提供いただきました。
中はこんな感じで第一印象は
大きめのメントスがクリリンを殺された怒りで目覚めたかのようです。
この中にテクノロジーが詰まっているのです!
真に重要なのはハードではなく、ユーザーエクスペリエンスであり
それを体現するアプリ「MISFITLINK」が用意されており
なんか色々出来るようなので
その実力をこれから体験していきたいと思います。