賢くマイホームを移り住んで資産形成までできるヤドカリ戦略
前回までのあらすじ
DIYリノベーションで完成させた
スキップフロア住宅を取材しています。
この素敵なお宅、じつは賃貸物件として貸しに出すことが
決まっているのです。
なぜ、引っ越してしまうのか、
オーナーのkatiさんにお話を伺ってみました。
ライフスタイルは変わる。きっかけは大型犬との出会い
ーこだわりが詰まった素敵なお宅にも関わらず、引っ越すのはなぜですか?
kati:ペットとして大型犬を飼いはじめたのが大きな理由です。
スキップフロアの住宅は、どうしても上下移動が多くなるので
犬にとって優しくないなと感じるようになりました。
そこで、「庭付き、平屋」の条件で物件を探し始めたところ
立川市内で条件に合う中古物件を見つけて、購入&引っ越しを決意しました。
犬のお世話が何かと手がかかるので、以前のように私が外に出て働くことは難しい。
そこで、今住んでいるところを賃貸に出すことで家計改善する狙いもあります。
プラスのキャッシュフローを産むヤドカリ戦略の極意
ーということは、ここのローン返済はすでに終わっていると、
kati:いえ、ローンの返済状況は、物件購入費用+リフォーム費用の
半分ぐらい返済が終わっている感じです。残り半分といったところです。
ーそうなると、この物件の賃貸が決まらなかったら2つの住宅ローンを
払い続けることになります。その点不安はありませんでしたか。
kati:「貯金が増えにくくなるかな」と、ある程度覚悟してました。
幸い、ひと組目で入居者が決まったので安心しましたが。
仮に決まらなくても一番最初に自宅として買った区分所有のマンションがあって
そこはローンも完済していて、毎月の家賃収入もあるので
家計がマイナスになることはありません。
ー今までに3つマイホームをゲットされているのですね。
マイホームを移り住む「ヤドカリ戦略」をうまく実践されている印象です。
この物件からの家賃収入と2つの住宅ローン返済の収支はどのような感じでしょうか
kati:この物件からの家賃収入で、ここの住宅ローン+新居の住宅ローン
が払えて、さらに5万円くらい手元に残る感じです。
ーそれはすごいですね。
kati:はい、1物件の家賃収入だけで、残債+新居のローンと2物件分賄えて
さらにプラスのキャッシュフローがあるので家計も助かります。
ー物件を賃貸に出すにあたって不安に思われた点はありましたか。
kati:小さなお子さんがいる方だと厳しいかなと思いました。
あとは築年も経っているので雨漏りが発生したら心配ですね。
DIY可能物件として貸し出しているので
住む人が住みやすいように自由に使ってもらえたら嬉しいです。
ー新居は平屋とのことですが、どのような物件でしょうか。
kati:いわゆる狭小住宅です。再建築不可の物件なので
ノンバンク系のローンを利用しています。
やっぱり小さいお家ってリノベーションのやりがいを感じます。
好きなんですよね。
庭をドッグランにして理想の暮らしが手に入りました。
近々イベントを企画しますので是非いらしてください。
ーありがとうございます。
katiさんにとって3軒目のマイホームとなる平屋、
こちらもいろいろ工夫がありそうで、気になりますね。
もし、マイホームの購入やリフォームで迷っている方がいたら
あくまで個人の見解として簡単なアドバイス程度であれば
katiさんからしていただけるそうですよ。