神楽坂きっての料亭&置屋だった古民家をリノベーション。花街の情景を残すレストランに
アメックス主催のブロガーイベントの会場が
神楽坂の路地裏にある「メゾンド露木」でした。
一見さんじゃどうにもならなそうな、佇みがパないと感じた次第です。
MAISON DE TSUYUKI
かつて文豪や政財界の名士が愛し、足繁く通ったという神楽坂の料亭「露木」。
その遺伝子を受け継ぎつつ、リノベーションして
古民家レストランとして再生させたのがメゾンド露木なのであります。
このたたみ一畳分の空間、
「隣の部屋へ会話が漏れ聞こえないように」との配慮からしつらえた
スペースなのだとか。遮音シートがない時代の侘び寂びを感じます。
きっと、日本の明日に影響するような事がいろいろ話されていたのでしょう。
僕が普段ファミレスで「広瀬すずと橋本環奈、同時に告白されたらどうする」
と議論しているのと次元の違いを感じざるを得ません。
都内最古のコンセントらしい。露出配線だ。
照明もレトロな感じのやつ。
建具も既存のもの。
傘天井。デザイン的な意匠よりも、耐震補強的な意味合いが強かったといいます。
二階は芸者さんの置屋として使われていた。
日本舞踊のお稽古したり、待機したりしてたそうですよ。
ハンドルネームが申し訳なく感じるレベル。
なんかすいません。
本日のおしながき。
メゾンド露木のシェフというか女将さんの村上さん。
アミューズ、かぼちゃとフランスナッツのピューレパルミジャーノのチュイル。
チュイルがわからないのでググりました。
チュイルはフランス語で”瓦”っていう意味で、瓦のような形をしたうす~いクッキーみたいなヤツのことです。 瓦と言ってもフランスの瓦のことですから、艸が思い浮かべてる”瓦”とは全く違う瓦なんだと思います。
前菜、マッシュルームのファルシ 。
立派なマッシュルームです。生きてた頃はラリホーとか使ってたと思います。
写真撮り忘れましたが、「8種類の野菜でつくる緑のガスパチョ」もありました。
複雑な味の変化をするので、僕のボキャブラリーでは例えられないお味でした。
メイン、バベットステーキ、メゾンドツユキ風。
バベットとはハラミのこと。フランスビストロの定番的なやつ。
フランス人はこんな美味いものを食べているのか。
シチリアの風 アクアパッツァ。
魚介の旨味がしっかり出ていてシチリアの風を感じます。
行ったことはありません。
イタリアのボッタルガのスパゲッティーニ。
ボッタルガとは地中海料理で珍重されている珍味。
ボラとかの卵巣を塩漬け、乾燥させたもの。
僕にも理解できる言葉で言うとカラスミです。
カラスミの濃厚さがすごい。しかも贅沢に使ってる。
スパゲッティーじゃなくて、スパゲッティー二なあたりからして、もう格が違う。
スライムとスライムベスみたいな感じだと思います。
メゾンド露木で食事した感想。まとめ
これだけ美味しい料理を提供している、メゾンドツユキ。
月に3日しかビストロとして営業していません。
(あとは貸切利用になります)
その3日も食事した人が、その場で次の予約を入れるので
向こう4ヵ月は予約が埋まっている状況とのことでした。
このような素敵なお店をしっかり押さえてる
アメックスのコンシェルジュデスクの
有能さが際立つ結果です。
なんでも社員が知ってるとっておきのお店を
データベースに登録しまくって育てているとか。
アメックスのプロパーカードの年会費はお安くはないものの、
価格に似合ったサービスを提供しており
所有することによるステータスや満足感は
他のカードブランドでは得難いものと言えます。
とくにゴールド・カード会員専用「ゴールド・ダイニング by 招待日和」は
国内外約200店のレストランにて、所定のコースメニューを2名様以上でご予約いただきますと1名様分のコース料理代が無料となります。
メリットが絶大で、
こいつはどえらいカードだと感じた次第です。