毎年大人気の期間限定カフェが今年も登場。3回目の進化のポイントは
かつて行われた法隆寺の改修工事。
そこでは1400年前の落書きが天井の桟から見つかったそうです。
ほかにも国宝の鳥獣戯画が日本のマンガ表現のルーツだと指摘されたりと
日本人のDNAには脈々とラクガキイズムが流れておるのです。
ぺんてる、ずこうクレヨンの箱から失礼します。優待大家です。
毎年大人気なことでおなじみの、ぺんてるが運営する
「銀座ラクガキカフェアンドバー」。
GINZA RAKUGAKI Café&Bar by Pentel
2017年はさらにパワーアップして
帰ってきたとのことで、先日行われた内覧イベントで
どんな感じのお店なのかチェックしてまいりました。
通常、壁や床に落書きしまくると、原状回復費用がとんでもないことになり
高額請求書を前にして首をくくるより他ありませんが、
ぺんてるが運営するラクガキカフェでは落書きOK。
ラクガキ解放区と化したペンテル銀座ラクガキカフェ&バーにおいて、
ラクガキスト達が魂を開放しまくっているのであります。
床にも、壁にもラクガキOK
椅子も許されます。
私も柱に爪跡を残してまいりました。
ラクガキカフェ今年のテーマは「落書きの進化と自己増殖」
音楽やダンスがパフォーマンスであり
表現であるのと同様に、
書く、描くも、それがたとえ落書きであっても立派な表現活動なのであります。
「落書きを文化に」をスローガンに掲げる
ラクガキカフェ今年のテーマは
「落書きの進化と自己増殖」です。
上手な字やうまい文章はAIが作る時代が来るし、
芸術もAIが作り出すかもしれない。
しかしながらAIが自発的に落書きすることはない。
人間に残された余地は遊びであり、創造。
創造性と遊びを本質とすることが、人のアイデンティティなのです。
もしもAI軍が人類に宣戦布告したら、ここ銀座ラクガキカフェアンドバーが
人類最後の砦として、レジスタンスのアジト的に使われると思いました。
さて、そんなラクガキ文化を研究しているのが、
ぺんてるラクガキ研究室長のDr.キャンバスと助手のるるちゃんです。
るるちゃん結婚してくれ。
ドクターキャンバスは、ぺんてる社内において
ブリーチで言うところの涅マユリのようなポジションと思われます。
ちなみに履いてる靴は白のエナメルでした。
今年から新登場のラクガキナイト発動
今年で3回目となるラクガキカフェ。常に新しい試みを取り入れております。
そのひとつが金曜と土曜のバータイムに発動する「ラクガキナイト」。
定刻になると店内の照明が
落とされて、ユーロビート的なミュージックが流れ出します。
希望者は蛍光塗料を手にとり、黒壁に思い思いにラクガキができるのです。
軽いバブルの残り香を感じます。しもしも〜デストラーデ?
闇のラクガキスト達によるお絵かきの宴は
さながらサバトです。
この他にも各種ワークショップがラクガキカフェでは開催されます。
すでに満員御礼で受付締め切っているものが多数なので、
人気のほどが伺えます。
プレイベントではらくがきトートバッグ作りに挑戦しました。
SNSに上げずにはいられない、フード&ドリンクメニュー
ラクガキカフェの魅力はラクガキOKなところだけではありません。
ぺんてる製品をモチーフにしたユニークなフード&ドリンクがたくさんあります。
その中のいくつか試食をさせて頂きました。
おつまみプレート。
消しゴムはモッツァレラチーズです。
小学校の頃クラスにひとりくらいいた
消しゴム食べるやつを健康面に全く悪影響を
与えない形で再現できる素敵なメニューです。
この緑色の物体は唐揚げです。
バジルで緑にしているのでとてもヘルシーです。
世界的なファーストフードチェーンのタイ工場あたりにありがちな
緑の鶏肉とは一線を画したクオリティといえます。
ラクガキたこ焼き。
ソースせんべいにお絵描きします。
ポスターカラードリンク。
メイソンジャーもぺんてる女性社員の手にかかれば
このような可愛さになります。
ぺんてる造形表現かくてるレボカラーチャージ
赤いカクテルになります。
各種カクテル類はノンアルコール版の対応もしてくれるので
お酒が飲めない人も安心です。
フード、ドリンクは日比谷バーと共同開発しただけあって、
味は折り紙付きとえいます。
レモン汁をかけると色が変わるという不思議な
カメレオンやきそば。
奥側が色が変わったあとの焼きそばです。
ふっしぎー。
ラクガキは今年で3回目。回数を積むことの大切さ
さて毎年大人気のラクガキカフェも今年で3回目。
過去に開催した、落書きカフェを見て、体験して、
「ぺんてるでラクガキカフェの仕事がやりたい」と
入社した新入社員も誕生しています。
これこそが今年のもうひとつのテーマ「ラクガキの自己増殖」なのです。
将来的には、落書きカフェを体験した子どもたち、
すなわちラクガキカフェチルドレンが成長して
ぺんてるを就職希望先の筆頭に挙げることでしょう。ぺんてるだけに。
ペンテルが仕掛けたラクガキが、確実に文化へと醸成が進んでいるのを
目の当たりにした格好です。
ぺんてるのラクガキカフェは3月いっぱいまで開催中。
絵心に自信ニキ(ネキ)も
そうでない人も是非足を運んでみて下さい。
オフ会や女子会にも最適です。
GINZA RAKUGAKI Café&Bar by Pentel