前回、戸建に無くて集合住宅が持っている「密度」というメリット。
これを戸建物件で獲得するために
ドミナント戦略を行うことによって、擬似的な「密度」を作り出そう!
というお話を伝わりにくい日本語でさせて頂きました、
「弱者のための戸建不動産投資戦略」シリーズ。
思いつきで書いている第三回に至っては記事のタイトルが既に変わっています。
今回は、こうして作り上げた「密度」が活きる場面を見て行きたいと思います。
気になる物件を見つけたり、あるいは、客付けのための営業活動として
不動産屋を訪問することは結構ございます。
不動産屋とのお付き合いのスタンスとして
「エアでもいいので羽振り良くあれ」というのがあります。
羽振りの良い振るまいとなると、例えば、
「いやー、最近陽気が穏やかになってきたから、軽く汗かいてきたなー
ハンカチで汗ふかないと」
と言いながら、おもむろに10万円や金の延べ棒を胸ポケットから出して、
額に押しあてる「東MAX」メソッドや
あらかじめ用意した、鼻緒が切れて困っている舞妓に
「足元が暗くてよく見えませんわ」と言わせてから
おもむろに100円札を燃やして
「どうだ明るくなったろう」と言う、
「日本史の教科書にいた造船成金」メソッド
頭頂部の頭髪を逆立てて角状の形状にし
一人称を「ぽっくん」、語尾に「ぶゎい」をつけてしゃべる
「御坊コンツェルン」メッソド
などが思い浮かびます。
ただし、これらのメソッドを実際に活用できる方はは
ごく限られた選ばれしものに限ると思うので、
我々のような凡夫は、不動産屋からの定番質問
「すでに物件はいくつかお持ちなんですか?」
この問いに対して、
「いやー、このへんの○○市だと△△地区と??地区に1つづつ、
それと、◎◎にもありますよ。あと◯?の物件に買い付け入れてます」
とか答えます。
もちろんこれが全保有物件なのですが、あたかも全物件の中のごく一部が
このエリアにあるかのように振舞います。
こうすることにより不動産屋さんには、
(こいつ全身ユニクロで、しかもメガネのレンズに軽くヒビ入っているけど、
実は結構侮れないんじゃないか)
と 誤認 認識してもらえます。
ここに例えば客付け力のある物件や特長ある物件を作り出せれば、
巨艦一棟物件を持つ大家さんに比肩するインパクトを与えることも可能です。
とうわけでドミナントで張子の虎を作るというせこいお話でした。