最近話題のクロワッサンたい焼きから学ぶ、美味しさ引き出す外箱の付加価値
銀だこの新ブランド、「銀あん」が世に送り出した、 新感覚の薄皮たい焼き、クロワッサンたい焼き。 そんな巷で評判となっているクロワッサンたい焼きを買う機会がございました。 写真の外箱、おみやげ箱?ですが、50円の別料金がかかるものの 値段相応、いやお値段以上に、いろいろな工夫が凝らされていて注目であります。 外箱をよくよく見ますと、 「クロワッサンたい焼きみやげ箱」おいしさ三つの秘訣なる文を発見。
箱のふたや側面に多くの通気穴を入れる事で蒸れを防ぎます。
出来たて熱々のたい焼きは、自らが発する湯気でしなしなになってしまうという たいやきあるあるですが、通気穴を設けることで回避しています。 外皮の食感を損なわない重要なポイントです。 この蒸れなさは、たい焼き界のムーニーパンツです。
箱の中に仕切り台を入れ、たい焼きどうしが触れないことで、パリっとした食感を保ちます。
箱の中身は最大6匹のクロワッサンたい焼きが が立体格納されるようにたい焼きスタンドが用意されています。 各々が独立することで、たい焼き界の共和制がひかれていると いっても過言です。
箱に入れることで、たい焼きを衝撃から守ります。
外箱に入ることにより、ただのたい焼きではない、 ワンランク上のおみや感を醸しだすと同時に 予期せぬ衝撃で、持ち味である薄皮の食感が台無しになることを 回避しています。 いわば、クロワッサンたい焼きに対する 強化外骨格なのであります。
そして実食。
デニッシュ生地を彷彿とさせる シュガーコーティングされた外皮の歯ごたえは まさに新食感と呼ぶに相応しく 中のあんこの、くどくない甘さと、 外皮の食感が絶妙のバランスで ハーモニーを奏でるのであります。 ちなみに、写真に写っているたい焼き袋も 個数分が同梱されており、手を汚すことなく クロワッサンたい焼きを頂けるようになってます。
かつて、ここまでたい焼きの事を考えた外箱があっただろうか
こういった、おみやげ箱や、個別袋の工夫が クロワッサンたい焼きの味を保ち、引き出しているわけですが、 それをユーザーにちゃんと認識してもらえるようにしておくことで こだわりの外箱と中のたい焼きが一体となって 商品のブランディングに一役買っているといえます。 こういった視点は、たい焼き業界に限らず 我々の仕事や事業においても応用が効きそうです。 差し入れや手土産に最適なクロワッサンたい焼き。 お見かけの際にはお買い求めになられてみてはいかがでしょうか。