サマリーポケットは4次元ポケットの夢を見るか。アップルストア表参道に行ってみた
アップルストア表参道におります。
周りはiPhoneユーザーだらけです。
かまぼこの板に油性マジックでアプリアイコンを書いて
「スマホ!」と強弁するような人が1人もいませんでした。
今回、アップルストアに訪れたのは
月300円でダンボール一箱分の荷物を預かってくれる
注目のレンタル収納サービス「サマリーポケット」の
トークセッションが開催されるからなのです。
株式会社サマリーCEO・山本憲資氏
モノをベースにしたSNS「Sumally」のエクスパンドが「SumallyPocket」
「Sumallypocket」の前にSNSサービス「sumally」について解説すると
モノをベースにしたSNSで
ひたすらモノについて「欲しい(WANT)」「持ってる(HAVE)」
という情報を発信している。そんなコミュニティでございます。
バーチャルがリアルに進出してきたぞ!
SumallyPocketのライバルは四次元ポケット
リアル版ドロップボックスとも言うべき、収納サービスSumallyPocket。
ダンボール一箱分の荷物を月額300円で預かってもらい、取り出しは別途800円かかる。
預かった荷物は画像データ化されてスマホから中身を確認することが出来る。
取り出し先住所は日本国内であれば大丈夫なので
全国ツアーをするミュージシャンが必要な荷物を
箱詰めして預けておき、ツアー先で取り出すという利用事例もあり
さながら四次元ポケットだ。
僕達にもうモノはいらない。所有のクラウド化が加速する
断捨離やミニマリストのムーブメントに呼応するかのように
登場したSumallyPocket。
預けたものはデータ化され、スマホで中身を確認。
必要な物だけを取り出すことが出来る。
もちろん中身を公開するしないは選択できるので
薄い本を預けても安心だ。
「捨てられない」断捨離に挫折した人こそ、取り敢えず
「預けてみて必要ならば取り出す」をSumallyPocketで実践すれば
「俺って片付けの才能があるのかも」と錯覚することうけ合いだ
賃貸物件の付加価値としてのクラウド収納
山本CEOによると既存の不動産業界とは手を取っていける
可能性があり、その一つの形がレンタル収納という付加価値のついた物件だという。
居住スペースを少しでも増やそうとした結果、収納スペースが
極端に少ない間取りの部屋。
建物内のトランクルームは満杯で順番待ち。
そもそもトランクルームスペースがないマンションン。
そういった物件にデフォルトで3箱分のクラウド収納が
付いていたら入居希望者への訴求ポイントになるという。
3箱分のランニングコストは月1,000円程度。
ならば家賃が1,000円あがったとしても、
それ以上の利便性を感じてもらえる自信ありということだ。
仮に100箱使っても月3万円。
100箱使って一部屋分のスペースを確保できたとすると
家賃3万円で一部屋確保したのと同義であり
都心部でのメリットは大きい。
SumallyPocketのオペレーションは老舗の寺田倉庫が行っている
そう聞いて「寺田倉庫のミニクラのガワが変わっただけじゃねーか」
と判断するのは浅はかなのでございます。
UI、ガワこそが重要なのです。
スマホネイティブジェネレーションキッズ達に
訴求していくにはオシャレUIなのです。
サマリーポケット、ひいてはレンタルストレージ産業が
今後どのように発展していくのか注目なのであります。